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経営・戦略

2025.03.21 13:00

トランプのメディア企業幹部がSPAC新設、「暗号資産」系企業を買収へ

デビン・ニューネスとドナルド・トランプ米大統領(Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images)

さらに、DWACはTMTGとの合併によるIPO計画をめぐって虚偽の資料を提出したことを認め、SECに1800万ドル(約27億円)の和解金を支払うことに合意していた。

さらに、合併の完了後にも混乱は続き、TMTGの共同創業者2人が、自らの持ち分が希薄化されたと主張して会社を提訴した。これに対し、TMTG側もこの2人を相手取る訴訟を起こした。これに加えて、SECは、TMTGの監査法人が大規模な不正を行ったとして1200万ドル(約18億円)の罰金の支払いを求め、この監査法人はその支払いに同意した。

Renatus Tacticalの創業者チームが、トランプと密接なつながりを持つことは、必ずしもプラスに働くとは限らない。同社のリスク開示情報には、「当社の経営陣および取締役会がTMTGおよびトランプ大統領とのつながりを持つことが理由で、一部の第三者が当社との取引を避ける可能性がある」と記載されている。

司法長官のパム・ボンディは、スワイダーが創業した別の企業Renatus LLCの顧問を務めており、その報酬として300万ドル(約4億4700万円)相当のDWAC株を受け取っていた。

ニューネスは、2024年にTMTGのCEOとして約4700万ドル(約69億8000万円)の報酬を得ていた。その内訳は、100万ドル(約1億4900万円)の基本給と、60万ドル(約8900万円)のボーナス、4410万ドル(約65億7100万円)相当の株式報酬、さらに120万ドル(約1億7900万円)相当の追加の株式だった。

TMTGは、2023年11月にフォーブスを含む20のメディアを提訴した。この訴訟は、同社が非公開企業だった時期にメディアが財務結果を推定した報道を行ったことが発端となっている。これらのメディアは、この訴訟の取り下げを求めている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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