任天堂からの正式発表があるまでは臆測にとどまるものの、これはSwitch 2が採用するディスプレイのネイティブ解像度が1080pになることを示すものでもある。これはSwitch 2専用タイトルにとって強みとなるが、初代のSwitchユーザーにとっても喜ばしい点がたくさんあるのではないだろうか。
Switch 2ではSwitchソフトも美しくなる?
これらの解像度データは、後方互換性を考えると特に重要だ。Switch用ゲームは大半がSwitch 2でも動作することは以前から分かっていたが、Switch 2でプレイすることによってビジュアルが向上するという見方は、希望的観測にとどまっていた。今や、その希望が実現しそうに思える。
これは任天堂ファンだけでなく、任天堂自身にとってもすばらしいニュースだ。考えてみてほしい。「Switch用ソフトがSwitch 2でより美しくなる」というのは、かなり説得力のあるセールスポイントとなるではないか。
また、AIアップスケーリングには、見た目以外にもメリットがある。携帯モードでのバッテリー持続時間が向上する可能性があるのだ。ハードウエア性能が強化され、ディスプレイの解像度も高くなっているSwitch 2では、バッテリー持続時間を維持できるかどうかが重要となる。
Switch 2がドッキング時の4K解像度出力に対応する可能性についてはおそらく、もはや期待しないほうがよいだろう(ただ、ホーム画面とメニューが4Kで出力される可能性はある)。実際にはそうなることを願うが、4K出力は携帯ゲーム機が目指す目標としてはまだ野心的すぎるように思える。
来月2日に開催されるNintendo Directで、任天堂がこうした臆測をすべて解消する発表を行うことを願いたい。