暮らし

2025.03.22 09:15

嫁姑問題への「口だけ」夫が過半数 妻が夫に求める役割とは

Getty Images

では、夫の介入にどれほどの効果があるのか。嫁姑が仲良しになれたのが1割弱。普通の関係になれたのが2割強。残念ながら、何も変わらなかったのが約6割。嫁と姑の人間性や嫌悪の度合い、当人同士が歩み寄ろうとする気持ちも大きく影響するだろうが、微妙な結果だ。

じつは、妻は夫に完全解決を求めているわけではないことが、この調査でわかる。夫に求めるサポートの1位は自分と姑の意見調整、2位は姑への忠告、3位は自分と姑の感情的な部分のサポートなどとなっている。文字どおり仲介だ。顔を合わせれば角が立ち、言葉にトゲが混じる嫁と姑の間の緩衝材として、お互いの意見(面と向かっては言いにくいこと)を伝える役割だ。感情のサポートは、気持ちを寄り添わせてほしい、わかってほしいということだ。

夫に相談してよかった点を聞くと、精神的な安心、ストレス軽減、夫婦関係の改善、信頼性の向上などがあげられた。かならずしも嫁姑の関係性が改善されなくとも、妻がハッピーになれるなら夫は頑張る甲斐があるというものだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

続きを読むには、会員登録(無料)が必要です

無料会員に登録すると、すべての記事が読み放題。
著者フォローなど便利な機能、限定プレゼントのご案内も!

会員の方はログイン

ForbesBrandVoice

人気記事