【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

暮らし

2025.03.21 08:15

住みにくい賃貸物件の特徴7 人気そうだけど不人気な設備とは

Getty Images

Getty Images

場所と家賃の制限がある以上、賃貸物件を選ぶ際に贅沢は言えない。とは言え、ちょっとした不便な間取りや設備が、生活を始めてからジワジワと後悔が湧き上がるのは賃貸あるある。事実、賃貸物件で住みにくいと感じたことのある人は約96パーセント。具体的にどこがダメだったのだろうか。

訳あり不動産の買い取り再販事業を行うAlbaLink(アルバリンク)は、賃貸物件に住んだことがある472人を対象に、住みにくいと感じたことに関するアンケート調査を実施し、住みにくい賃貸物件ランキングを発表した。

栄えある1位は「ユニットバス」だ。お風呂とトイレが狭い空間にひとつに押し込められたユニットバスに拒否感がある人が多い。誰かがお風呂に入っているとトイレに入れない、掃除がしにくいという意見もあった。ちなみに、お風呂と洗面台がいっしょになったものを「2点ユニット」、お風呂とトイレと洗面台がひとつになったものを「3点ユニット」と呼ぶ。

2位は「収納が狭い」。収納が小さいと生活空間に物を積み上げることになり、だらしなく見える。収納家具を買ってきて置くことを思えば、多少部屋が狭くなっても備え付けの収納が広いほうが使い勝手はいいかもしれない。

3位は「キッチンが狭い」。単身者向けの物件ではコンロがひとつだけとか、「おまけ」みたいなキッチンしかないことが多い。スパゲッティーを茹でるとソースを作れないなど、いろいろ不便が出る。調理したり食材を置くスペースもなくて困ったという意見もある。

4位は「ロフトがついている」。ロフトはおしゃれで空間を効率的に使える人気の設備かと思いきや、実際に住んでみるとそうでもないようだ。収納に使ったら荷物を下ろすのが大変、寝室にしたら寝ぼけて落ちそうになった、寝るためだけにロフトに上がるのが面倒、ロフトにベッドを置いたが夏は暑くて眠れない、といった意見が聞かれた。日常的にハシゴで上下移動というのは、確固たるロフト愛がなければしんどそうだ。

5位は「動線が悪い」。パントリーとキッチンが離れている、キッチンと居間が離れている、お風呂が遠くて体が冷えるなど。スペースの節約や、配線や配管のコスト削減のために動線を犠牲にした心ない間取りには気をつけよう。選ぶときは、トイレやお風呂に行きやすいかなど、介護が始まったときの動線を確認するようAlbaLinkは提言しているが、実際に介護をしなくても、自分が病気や怪我で移動しづらくなったときのことを考えるといいだろう。

6位は「ワンルーム」。とにかく狭い。玄関のドアを開けると部屋が寒くなる、脱衣所がないので人がいるとお風呂に入れない、料理をしたら部屋中に匂いがこもるなど。ワンルームでは「狭い」という不満が多いそうだ。内見時には家財道具がないため、広く見えてしまう落とし穴もあるだろう。

7位は「温水洗浄便座がない」。一度使ったらもう戻れない温水洗浄便座。大家さんか管理会社に断って、自分で取り付ける手もあるとのことだ。

次ページ > 逆にすごくよかったものは?

文 = 金井哲夫

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事