
「ストレスの変化」を感じる人が多いのは、コロナ禍以降の働き方の変化によるものと推測される。その証拠に、ワークスタイルの多様化にともなうストレスを感じている人が6割近くいる。ストレスの内容は「キャリアの選択肢が多い不安」、「仕事と私生活の境界線が曖昧」、「はたらく場所が選べない」などだ。そこで強く求められるのがコミュニケーションだ。

職場でのコミュニケーションがストレスを軽減するかとたずねると、「どちらかと言えば」を含め、じつにほぼ8割の人がそう思うと答えている。具体的には、遠慮なく相談やサポートができる、建設的なフィードバック、感謝や労いの言葉があるなどだ。部下ばかりでなく、上司も部下に対して同じことを考えていることもわかり興味深い。
ブラックからホワイトへと転職する人も多い一方、職場の環境が改善される流れも強まっている。そこで従業員たちは、「在宅勤務やハラスメントの風潮を背景に、はたらき方の確立や人間関係の構築に難易度を感じている可能性」があるとJob総研の高木理子氏は話す。職場のホワイト環境整備は、これまでは個々の従業員に焦点が充てられていた。これからは、相談や意見を言いやすい環境作りなど「職場全体での新たな対策」が必要になると高木氏は指摘している。


