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AI

2025.03.17 20:00

2025年、AIに「奪われそう」な11の仕事とそれでも「安泰」の仕事

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そもそもAIに「取って代わられる」と心配すべきなのか?

暗闇のなかで現実から逃げたり、AIをキャリアの敵のようにみなしても意味がない。IBMバイスプレジデントのジャスティナ・ニクソン・サインティルは、フォーブスとのインタビューで次のように強調した。

「学習はもはや止まることはない。常に新しいテクノロジーがあり、その進化のスピードはかつてないほど加速している。今日の新しいテクノロジーはAIでも、明日には量子になるかもしれない。AIはほぼすべての職種に影響を及ぼし、あらゆる業界に変化をもたらすだろう」

さらにサインティルは「サービス業、テック企業、金融業など業界問わず誰もがスキル向上を図り、AIが自分の職務にどのような影響を与えるかを理解する必要がある」と語った。

したがって、AIに仕事が奪われることを心配する必要はない。気を揉むのではなく時代の先を行くために、自分のキャリアについて詳細な行動計画を練ることだ。そして、受講するスキル向上のためのコースや新しい仕事のオファー、求める仕事が、戦略的にキャリアの目標や進化する労働市場のニーズにマッチするようにしたい。

特に、企業はAIに精通した人材を見つけることに苦労しており、AIスキルをもたない人材よりも、AIスキルを身につけた人材を雇用したいと考えていることを考えると、AIに明るくなるための時間を確保すべきだ。

考えずに、何も起こらないかのように行動して、ただ自分の仕事がなくなるのを待つのであれば、確かに心配すべきだろう。

AIによる雇用の喪失に関するよくある質問

Q. AIによってなくなる可能性がある職業は?

あなたの仕事内容がかなり反復的だったり、退屈で平凡な作業を伴うものである場合、なくなるリスクにさらされる可能性が高い。その仕事が、人間の労力や直感を多く必要とするものであればあるほど、リスクは低くなる。

Q. AIに置き換えられない職業は?

組織を率いる職務、保育、教育、ヘルスケア、造園や建築などの設計、人間主導の課題解決や人間とのやり取りを必要とする職務、そしてAIを業務に生かせるようにする職務などだ。

Q.もし自分の仕事がなくなりそうになったら?

慌てないこと。行動計画を立て、今すぐにでも簡単に方向転換できる3つの行動やステップに重点的に取り組もう。自動化ツールについて学び、それらを使いこなせるように練習しておけば、雇用主があなたの才能を必要としたときに即戦力となれるし、将来性のある分野でスキルアップを図れる。AIに関連する資格を取得することも、検討すべきだろう。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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