そうした言葉の代わりに、「建設的な対立」に生きる次のような表現を用いるといいだろう。
・「こういうことが起こるとき、私の話を聞いてもらえていないと感じる。このことについて話し合えないだろうか」
・「私が傷つくパターンに気づいた。一緒に解決策を見つけられないだろうか」
こうした言葉は高圧的なやりとりを建設的なものへと変え、感情的なつながりを深める。そして、自己防衛のための壁をなくすのに役立つ。
カップルの関係は、たったひとつの言葉によって築かれるものでも壊されるものでもなく、時間をかけて形成する意思疎通のパターンによって築かれる。人を傷つける言葉は永遠に癒えない傷を残す可能性があるが、気づきと意思によってお互いの関わり方を変えることができるというのは前向きなポイントだ。
完璧な関係など存在せず、間違いは起こるものだ。強い絆は決して間違ったことを言わないことではなく、進んで相手の意見に耳を傾け、行き違いを修復し、共に成長していく姿勢によって育まれる。