お花見の季節は、意外に寒かったり、突然雪が降ったりと、なかなかお天気との相性が悪い。また桜の名所は人がいっぱいで座ってお弁当を広げるのもままならず、しかも酔っ払いは騒ぐはゴミが山積みだわと、ゲンナリする場合も少なくない。そこでこのごろは、天気や人混みを気にせず、仲間と静かにお花見が楽しめるシェアスペースが人気を呼んでいる。
シェアスペースのマーケットプレイス「スペースマーケット」は、屋内のお花見「インドア花見」に対応したシェアスペースの紹介を開始した。桜の名所の近くで窓の外の桜を眺めながら飲食を楽しむ、古民家の庭の桜を味わいながら時間を過ごす、お花見会場の近くの会議室で桜を見たあとにゆっくり食事を楽しむなど、全国のいろいろなスタイルの「インドア花見」スペースが53件リストアップされている。各スペースの料金をはじめとする詳細と予約状況が示されていて、そこから予約ができる。

たとえば、東京都渋谷区の東郷神社の参道に面した、テラス席から桜が望めるカフェは、定員30人で、食器、バーベキューコンロを含む調理器具の有料レンタルがある。これらのオプションを追加することを条件に、基本プラン1時間3406円から(予約は3時間以上)の料金で利用できる。

スペースマーケットは、インドア花見用スペースの紹介を2017年から行っている。利用者の目的は「雨などの悪天候を避けるため」がもっとも多い。また、花粉を避けるため、桜の見ごろを逃したからという人、さらにはお花見の打ち上げ会場として、お花見の荷物置き場として利用したという人もいる。基本的に食べ物や飲み物は持ち込みとなるが、ゴミを持ち帰らずに済むオプションを用意しているところも多い。
スペースマーケットの『2025年版 お花見が近くでできるスペースまとめ』はこちら。
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