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欧州

2025.03.12 11:00

ウクライナの無人艇からFPVドローンが発進、ロシアの防空車両2両を攻撃

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これらの兵装は、ウクライナの無人艇群がロシア側の防御を突破していくのに寄与している。昨年12月末、マグラV5はロシア軍のMi-8ヘリコプターと交戦し、ミサイルでMi-8を撃墜した。これは無人水上艇による初の空中戦果であり、海戦の新時代の到来を告げる出来事になった。HURは戦闘の映像を公開し、「歴史的な攻撃」だと誇った

ウクライナのUSVが初めてロシアの目標に対してFPVドローンを飛ばしたのは同じく昨年12月のことで、こちらはもっと歴史的だったと言っていいかもしれない。黒海でロシアが占拠するガスプラットフォームに対して行われたこの襲撃は、ウクライナのUSVが任務遂行のために自爆する必要のなかった最初の攻撃だった(編集注:ウクライナのUSVから発進したFPVドローンによるロシアの防空システムの破壊は、今回公表されたものに先立ち今年1月にも報告されていた)。

ドローンを艦載して発進させることができるUSVは、ちょうど爆弾を搭載して投下することもできるウクライナの長距離ドローンと同じように、再利用可能になった。無人艇1隻が、陸地にいる操縦士のスキルにちょっとした運も手伝えばロシアの目標を2つ以上破壊し得るようになったということだ。

操縦士に相当なスキルがあり、かなりの運にも恵まれれば、無人艇1隻で多くの目標を撃破できるかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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