以下、第1回の受賞者6人のなかから、日本人と、東京拠点に活躍する2人を紹介する。
鈴木拓良
ニューヨークを拠点に活動する鈴木の作品が焦点を当てるのは主に、現代のデジタル・テクノロジーと人間の関係、それが現在の社会をどう形作っているかということ。
ロンドンのナショナル・ギャラリーを訪れたことで着想を得たという受賞作の静物画「Oscillation of Petals」は、つかの間のものと永続的なものの間にある緊張関係を表現している。
この作品は、ニューヨークのウースター・ストリート店に展示された。2025年5月から市内で開催されるアートフェア、フリーズ・ニューヨークと時期を合わせた個展も行われる予定となっている。
ブリトニー・ベル・ウォーショウ
東京を拠点とするウォーショウは、およそ10年の休止期間を経て制作活動を再開。その中心に据えるのは、幼い娘だ。彼女が探求するのは主に、母性とアイデンティティ、そして人としての進化。身近にあるものから、アイデアを得ることもあるという。
受賞作はアクリル絵の具とパステルを使用した、ルネッサンス絵画を思わせるロマンチックな色調の抽象画。
そのほか4人の受賞者とそれぞれの活動拠点は、シャノン・ボノ(ロンドン)、マチュー・リヴリエリ(パリ)、アダム・デ・ボア(ロサンゼルス)、チャン・ワイ・ラップ(香港)。


