年の後半に「株価は回復」?
ザ・セブンズ・リポートのエッセイは、「直近の株価下落は、不確実性が急上昇し、その不確実性がさまざまな悪影響をもたらすという懸念があるためだ」と指摘する。これに関連し、米国が景気後退に陥る可能性が市場の話題となっている。ゴールドマン・サックスのエコノミストは、7日に米国が今後1年以内に深刻な景気後退に陥る確率を15%から20%に引き上げた。
一方、これとは対照的にモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン率いるストラテジストは、S&P500が2025年の末までに6500ポイントに達するとの従来の予測を維持している。これは、10日のS&P500の終値の約5615ポイントから16%の上昇を意味する。
ウィルソンは、「トランプ政権の政策は、初期段階では経済成長にマイナスの影響を与えるものの、年の後半には低金利や企業寄りの政策が市場に恩恵をもたらす」と述べている。