欧州

2025.03.11 08:30

クルスク州のウクライナ軍1万人が窮地に 北側も崩壊、退路も断たれるおそれ

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クルスク州でロシア軍がドローン作戦で成功を収めるのとほぼ時を同じくして、ロシアに同調する姿勢を強めているドナルド・トランプ米大統領は、米国によるウクライナへの援助や米国とウクライナの情報共有を停止した。

ウクライナは米国から入手できなくなった情報の多くを、欧州の支援諸国からの情報で補えるかもしれない。だが、その切り替えには時間がかかるだろう。いずれにせよロシアが、トランプの急激な親ロ姿勢への傾斜によって生じた好機をつかもうとしているのは明らかだ。

米首都ワシントンにあるシンクタンク、戦争研究所(ISW)は「米国がウクライナとの情報共有を停止したことと、ロシアがクルスク州のウクライナ突出部を崩壊させ始めたこととの時間的相関は注目に値する」と指摘している。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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