近年、NISAの普及やネット証券の利便性向上により、投資にチャレンジする人が増えている。2025年2月にアドバイザーナビ株式会社が実施したインターネットアンケート調査を見ると「投資は一部の限られた人が行うもの」という時代は過去のものだということがわかる。
ベテラン個人投資家はどんな相場でもマーケットに居続けることができるが、果たして投資初心者は去年から続く荒れた相場にどのような状態で飛び込んだのだろうか。調査結果の中でも投資初心者に注目してその実態を紹介していく。
調査会社:アドバイザーナビ株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2025年2月7日〜2025年2月17日
調査母集団:437人
調査によると、投資を始めた時期は「30〜34歳」が22.4%でもっとも多く、続いて「25〜29歳」18.3%、「35〜39歳」18.1%と、20代後半から30代で始めたという回答が多かった。ある程度の貯蓄ができる時期であることや、将来の資産形成への意識の高まりが背景にあると推測される。
Q:資産運用を始めた年齢は?

投資を始めた理由としては、「手元のお金を増やしたかったから」(29.1%)が最多。以降は「NISAを利用するため」(24.3%)、「老後資金が足りるか不安だったから」(11.9%)、「ネット証券なら手軽に始められるから」(8.9%)などがあげられた。昨今の物価高や公的年金への不安を抱える層が増え、投資を資産形成の手段と考える人が増えているようだ。
Q:投資を始めたきっかけは?(複数選択可)
