20Xeに搭載されたさまざまなオフグリッド機能の1つに節水機能がある。水を循環させる機能が備わっており、冷たい水が適度な温度に温まるまで、水をタンクに再循環させて、無駄な水の流出を減らす。さらに水を節約したいなら、トイレをオプションのコンポストトイレ(水を流さずに、人間の排泄物を微生物の活動によって分解する。バイオトイレとも呼ばれる)にアップグレードすることも可能だ。
今から70年近く前に最初のエアストリームが製造されて以来の同じ空気力学原理が、このベースキャンプにも採用されている。つまり、道路を走行する際の空気抵抗を低減するようにデザインされているということだ。

オフグリッドの冒険のために
このキャンピングトレーラーは重量が比較的軽量だが、険しい地形に対応できるように設計されており、「エアストリームX」パッケージが標準装備されている。シングルアクスル、オフロード用タイヤ、車体を石や枝による傷から保護する黒いストーンガード、3インチ(約7.6cm)引き上げられた車高は、より遠くの人里離れた場所に向かって冒険することを目的としたのものだ。
冒険を愛する人のために設計されたベースキャンプ 20Xeの全長20フィート(約6m)のフロアプランは、多用途に使えるようにデザインされている。後部の就寝スペースに加え、前部のダイネット(食事や会話をしてくつろぐためのスペース)は予備のベッドにもなる。車内のキッチンに備わる1500Wの電磁調理器は、取り外して持ち運び、車外で使用することも可能だ。3スピーカーで構成されたJBLオーディオ・サウンド・システムも装備されているので、好みの音楽をどこでも聴くことができる。

その他の装備としては、シャワー室には濡れた道具を掛けておけるLトラックの取り付けポイントが備わる。床のハッチを開けると、必要なスポーツの道具がすべて入る収納スペースがある。排水口も備わっており、クーラーボックスとしても使える。
ベースキャンプ 20Xeの価格は、米国では7万6900ドル(約1130万円)から。詳しい情報はエアストリームの公式サイトをご覧いただきたい。