弊社の採用活動は少し変わっています。
コロナ禍にインテリア業界を中心に中小企業5社で独自に開催した「型破り2023」をはじめ、「ナイトシューカツ」、「クリスマス・キャリア・パーティー」など参加する学生にとっても、仕掛ける企業側にとってもちょっと楽しみを埋め込んだ企画で毎年、個性あふれる学生を呼び込もうと企画しています。
実は、友安製作所が本格的に新卒リクルートをはじめたのは、2022年から。一度も社内で新卒リクルートを経験したメンバーもおらず、しかも中小企業でよくありがちではあるが、人事専門チームもいない。お金をかけない新卒リクルートをどのように切りひらこうと知恵を絞ったり、ターゲットを明確に絞り、自分たちの求める学生に刺さるようにと一風変わった就職イベントを繰り返し行ってきました。
そんな"ないないづくし"の中、毎年のように社風にあった学生を全国各地から獲得できたのには、理由があります。
1つ目の理由は、中小企業同士の共創です。
以前からコラムで取り上げているように共創のコミュニティ「みせるばやお」の経験を活かし、1社で採用活動を進めるのではなく、まずはインテリア業界に関係する中小企業と共創して新卒者を獲得することをめざしました。その結果、新卒リクルートを開始した初年度からたくさんの応募者を獲得することに成功。予算や費用がなければ、一緒に共創しながら、就活生にPRしませんか?という投げかけが重要であるということ。
2つ目の理由は、直接、自社の魅力を売り込むのではなく、その企業で働く人をみてもらう、コミュニケーションをとってもらうということにフォーカスしたこと。
厚生労働省が発表した「新規大卒就職者における、就職後3年以内の離職率は約3割(31.2%)」という数値からあるように新入社員の早期退職、いわゆるミスマッチが発生しているのが現状です。我々が行ったこととしては、できるだけ等身大の自分をみてもらうことを目的として、仕事の内容を詳しく知るだけではなく、将来「この企業で働いている自分」というイメージを立体的に描いてもらうため、徹底的にすでに会社で働くスタッフとの対話を生むことに注力しました。
3つ目の理由は、「働くということそのものにフォーカス」したこと。
学生にとっては、なぜ働く必要があるかということに対し、はっきりとした答えを持っていないことが多いと感じました。私たちは、自社の魅力を語る前に「働く」を学生も、弊社のスタッフも一緒になって考えようというスタンスのもと、考え、対話するイベントを開催してきました。
今回はなぜそのような就職イベントを弊社が行なってきたかの理由について紐解いていきます。
▼2024年新卒の紹介ページ
