【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

キャリア

2025.03.04 11:00

女性による建設業や住宅関係分野での起業が増加、その可能性と問題 米国

Shutterstock.com

今こそ、女性がこれらの分野に参入する絶好の機会だ。労働統計局は電気工の雇用が今後10年間で11%増加すると予測しており、これは全職種の平均を大幅に上回る。電気工の求人数は今後10年間、年8万200件に上ると予想されている。全米住宅建設業者協会は建設業の労働者に対する「切実な需要」を強調しており、米ブルームバーグ通信は2027年までに米国では配管工が55万人不足すると予測している。

advertisement

女性が現場で直面する問題

男性が圧倒的に多いこれらの分野に女性が参入する一方で、男性より女性の方がこれらの分野から離れやすい傾向も示されている。女性政策研究所(IWPR)によると、建設および専門職の分野で働く女性の44.4%が業界を離れることを真剣に考えたことがあるという。その理由として最も挙げられているのは、敬意の欠如や差別の経験だ。また、懸念が無視されることが多い、あるいは真剣に受け止められないという指摘も多かった。

別の調査では、女性の建設業界離れを引き起こす要因として、男性中心の業界文化や女性労働者に対する雇用主の支援不足、セクハラ、賃金格差、女性労働者への配慮が不十分な施設、体に合わない個人用保護具(PPE)などが挙げられている。研究者がインタビューしたある女性は、フィットするPPEを見つけることの難しさを指摘。「落下防止用のハーネスや安全靴、手袋など、ほとんどのPPEが私には大きすぎるため、安全上の懸念につながっている。男性用のPPEは簡単に手に入る。だが、私に合うPPEを入手するのに数カ月かかった」などと語った。

女性たちが住宅関係分野で起業することは、こうした多くの問題を回避する方法となり得る。自分が経営者になることで、安全で女性も働きやすい職場環境を作り、自分のサイズに合った適切なPPEを確保できる。それでも障害はまだある。この分野で働く多くの女性は依然として、こうした職業を男性が担うことに慣れている顧客から懐疑的な目で見られがちだ。この偏見を克服するには時間がかかるだろうが、建設業や専門的な業界で働く女性が増えることで「業界の常識」を作り変え、次世代のために道を切り開くことができる。

advertisement

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

2026年8月号発売中

最新号の購入はこちらから

2026年8月号発売中

最新号の購入はこちらから

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事