テクノロジー

2025.03.01 12:00

グーグル、Android端末内の写真を「予告なし」の更新でスキャン

shutterstock.com

しかし、今回改めて問題になっているのは、ユーザーが「端末内で何をされているのか」を把握できていないという不安感だ。特にグーグルに対しては、端末上の処理とクラウド上の処理の境界があいまいという印象が付きまとっており、過去の追跡やデータ収集にまつわる報道などで失われた信頼は容易には回復しない。

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グーグルはユーザーに選択肢があり、SafetyCoreを無効化またはアンインストールできること、今後の端末内スキャン機能もユーザーが有効化しない限り動作しないことを強調している。しかしながら、プライバシー保護と新たな機能の利点をユーザーに広く理解してもらうための広報が不十分なのか、センシティブなユーザーは報道を見て機能を切ってしまう可能性もある。

実際、今週あるテック系フォーラムでは「グーグルが『Android System SafetyCore』というアプリをすべてのAndroid端末にひそかに仕込んだ。『セキュリティ』と称しているが、バックグラウンドで動作しながら通話履歴や連絡先、位置情報、マイクへのアクセスなどを取得し、実質的にスパイウェアではないか。削除可能ならアンインストールを強く勧める」という投稿があった。削除方法として「設定> アプリ>すべてのアプリ>右上の検索からSafetyCoreを検索してアンインストール」といった手順が示されている。

ZDNetは「SafetyCoreが外部と通信しないとしても、別のグーグルサービスが呼び出されて、撮影・送信した『閲覧注意』写真をサーバー側に伝える可能性はゼロではないと疑うユーザーはいる」と指摘する。グーグルを信頼できないと感じるなら「設定>アプリ」の中から「SafetyCore」を検索してアンインストールまたは無効化することが可能だ。

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アップルとグーグルの両社がこの数週間で学んだ教訓は、スマートフォンをAI駆動の高機能な機械にしたいのであれば、事前に「何をやろうとしているのか」を明かし、ユーザーにイエスかノーかを選ばせる必要があるという点だ。そうしないと、未知の技術への不安や恐怖をかき立てることになる。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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