2025年の第1四半期のアップルの製品ローンチチームは多忙を極めているようだ。iPhone 16eが発表されたことで、今やコミュニティはMacのラインナップに注目している。ティム・クック率いるチームが、最新のAppleシリコン M4チップセットを搭載したMacBook Airをついにリリースするのではないかと期待されている。
オンラインのベンチマークツールに2種類のモデルがすでに登録されていることから、発売が近いだけでなく、macOSを搭載するコンシューマー向けノートパソコンのパフォーマンスについても、ある程度の手がかりが得られている。
近々登場する可能性を示す兆候
アップルはまだ正式な招待状を送っておらず、新型MacBook Airの発売日を示唆するようなSNSの投稿も行っていない。しかし、更新されたMacBookが近々登場する可能性を示す兆候がある。
ブルームバーグのPower Onニュースレターで、マーク・ガーマンがいくつかの手がかりを挙げている。「同社は現在、3月のリリースに向けて準備を進めており、マーケティングや営業、小売チームにデビューの準備をさせていると聞いています」と述べている。
もう1つの重要な手がかりは、現在流通しているM3搭載MacBook Airの在庫状況だ。出荷分はあるものの、その在庫を補充する後継モデルがまだ見当たらない。少なくとも現時点ではそうだ。
MacBook Air M4のベンチマーク
次期MacBook Airに関する情報は、M4チップセットが初めて搭載されるという点で注目を集めている。なおこれらのデータは、人気の高いGeekbenchユーティリティから得られたものだ。
ここに出ている「Mac 16,2」というモデルは、次期13インチMacBook Airではないかと見られている。まだソフトウェアの最適化が進む前段階と考えられるにもかかわらず、現行のM3搭載MacBook Airを上回るスコアを記録している。また、「Mac 16,3」モデルもベンチマークされており、こちらは次期15インチMacBook Airだと見られている。
ベンチマークデータによれば、テストされたハードウェアは10コア版のM4チップセットを搭載しているようだ。M4には8コアや9コアのモデルも存在するため、全機種が10コアとは限らない。むしろ、10コアが上位モデルで、8コアか9コアをより低価格帯に用意する可能性が高い。アップルはMacBookシリーズのエントリーモデル価格を999ドル(約14万9000円)に維持する方針があるとされ、コア数を抑えたチップセットがその戦略を支えるものと考えられている。