3月14日は「世界睡眠デー」ということで、大正製薬は全国の20代の男女1000人を対象に、朝すっきり起きるために行っていることを聞いた。部屋や寝具を快適な温度にする、規則正しい生活を送る、食事の時間に気をつける、適度な運動をする、朝日を浴びるなど、どれも適切でなかなか意識が高いことがうかがえる。だがもうひとつ、1日3食に摂る食材を工夫することで、さらに効果を高めることが可能だ。
この調査の監修を行ったRESM新東京スリープメディカルケアクリニックの院長、白濱龍太郎氏は、寝つきをよくするための日中の過ごし方として、次の3つの習慣を推奨している。
1,午前10ごろまでに、夏は5分間程度、そのほかの季節は30分程度日に当たることで、光の刺激が脳に伝わり、セロトニン、ナイアシン、トリプトファンといったホルモンの分泌が促されて体内時計がリセットされる。
2. 寝る1〜2時間前までに38〜40度Cのお湯に浸かることで、体温をほどよく上昇させて寝つきがよくなる。
3. 1日10分でも運動をすると、適度な疲労感につながりメラトニンの材料であるセロトニンの分泌が増え、夜にメラトニンがしっかり分泌されて睡眠の質が向上する。