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2025.02.27 11:00

iPhone 16eレビュー、Apple Intelligence連係で「最強のAIスマホ」に

最新iPhoneの中で最も手頃な価格とした「iPhone 16e」ストレージが128GBのモデルが9万9800円から

不足を感じさせないカメラとバッテリー

iPhone 16eを試用してまだ数日だが、筆者のインプレッションを伝えよう。

最初に気がついたことは、Face IDによる画面ロックの解除がとても安定している。少し暗い室内など、場所によってはロック解除のスピードがiPhone 16 Proよりも速い。アクションボタンのクリック操作に対するレスポンスなども含めて、全般にiPhone 16eの入力操作に対する反応はとても機敏で心地よい。

iPhone 16eは電力効率の高いA18と、自社設計による初のセルラーモデムであるApple C1チップを載せたことで「6.1インチiPhone史上最長のバッテリー駆動時間」を実現した。筆者もiPhone 16eを満充電にしてから、いつものようにビデオ視聴にゲーム、通話などの用途に約24時間使い倒してみた。だいたいバッテリーの残量は25%から30%の間まで持ちこたえる。ただしバッテリーの性能はiPhoneを長く使い込むほどに変化するので、これは真新しい製品によるファーストインプレッションであることを断っておきたい。

USB-Cコネクタを搭載。Qi規格のワイヤレス充電機能も搭載するが、マグネットで充電位置を正確に合わせられるMagSafeには対応していない

USB-Cコネクタを搭載。Qi規格のワイヤレス充電機能も搭載するが、マグネットで充電位置を正確に合わせられるMagSafeには対応していない

シングルカメラ仕様のiPhone 16eに不足を感じるかといえば、これは比較対象にするスマホによって受け止め方が変わる。筆者の家族が以前に使っていた第2世代のiPhone SEと写真を撮り比べるてみると、やはりうす暗い場所でも「ナイトモード」で明るく色鮮やかに撮れるiPhone 16eのカメラは優秀だと感じる。

メインカメラには48MPのセンサーを搭載。等倍と光学2倍相当の望遠撮影ができる2in1カメラシステムとしている

メインカメラには48MPのセンサーを搭載。等倍と光学2倍相当の望遠撮影ができる2in1カメラシステムとしている

一方で上位のiPhone 16、iPhone 16 Proに比べると機能不足を感じる部分もある。例えばiPhone 16eにはマクロ写真撮影がないため、被写体に接近してディティールを写せない。筆者は取材と趣味の両方にiPhone 16 Proのマクロ撮影をよく使うので、やはりiPhone 16eにもこの機能が欲しかった。
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編集=安井克至

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