コタツの中のような狭くて暖かいところが大好きなネコは、エンジンの熱が残っている駐車中の車のエンジンルームに入り込むことが多い。知らずにエンジンをかけると、ファンやベルトにネコが巻き込まれる危険があり、車もダメージを受ける。こうしたトラブルは寒い冬に多いように思いがちだが、2023年12月の救助要請は24件と10月とそう変わらない。それどころか昨年6月は381件と、12月の15倍以上にものぼっている。

それと言うのも、車は暖を取るためだけでなく、出産にも適した環境であるため、春から初夏にかけての繁殖期に急増するというわけだ。そこでJAFでは、エンジンをかける前に3つの「猫チェック」を提唱している。ボンネットをやさしく叩く、耳をすませる、気配を感じたらボンネットを開けて確認する、というものだ。
何度も耳にしているかもしれないが、これからの季節がピークになるため、とくに外に車を置いている人は気をつけてほしい。日産でも、車に乗る前にボンネットをバンと叩く「猫バンバン」の実施を推奨している。
また、JAFに寄せられる救助要請には、ネコだけでなく小鳥やネズミやヘビの場合もあるということで、とにかく1年中気をつける必要がある。
プレスリリース



