欧州

2025.02.27 08:00

英サッカー界に押し寄せる「米国資本」、暗号通貨のウィンクルボス兄弟がチームを購入

Astrid Stawiarz/Getty Images

レアル・ベッドフォードの共同オーナーとなる彼らの契約は、イングランドサッカー界全体に広がる、米国による投資の波に乗るもので、現在ではイングランドのサッカークラブのほぼ3分の1が米国人によって所有されている。

アーセナルFC、アストン・ヴィラFC、AFCボーンマス、チェルシーFC、エヴァートンFC、フラムFC、クリスタル・パレスFC、イプスウィッチ・タウンFC、リバプールFC、マンチェスター・ユナイテッドFCなど、プレミアリーグに所属する20のクラブのうち、半数が米国人投資家により所有されている。

過去20年間、米国や中東などからプレミアリーグに新たな投資マネーが流れ込むにつれ、クラブの評価額は高騰してきた。プレミアリーグのトップクラブが持つブランド力は他には真似できないものであり、世界的に成長し続ける可能性を秘めている。

米国人ビリオネアのダン・フリードキンは、2024年12月にエヴァートンFCを買収し、イングランドサッカー界に仲間入りした。買収額は非公表だが、地元メディアによるとクラブの評価額は4億ポンド(約756億円)以上だとされている。

フリードキンは、同じ米国人でクリスタル・パレスの共同オーナーでもあるジョン・テクスターを抑え、近年降格争いを繰り広げる名門エヴァートンの所有権を取得した。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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