デュアルカメラを搭載
背面カメラは、メインの4800万画素センサーと1300万画素の超広角センサーの2眼構成となる。これはPixel 8aの6400万画素センサーからのダウングレードであり、画質にどのような影響を与えるかが気になるところだ。しかし、カメラのサイズが小型化されることで、以前の端末にあったカメラ部分の出っ張りが目立たないものになり、持ち運びがより快適になるはずだ。また、この端末はアップルが最近発売したiPhone 16eと比較されることになりそうだ。iPhone 16eは、599ドル(日本では税込9万9800円)からの価格設定で、メインカメラがシングルレンズのみのため、より求めやすい価格でデュアルカメラを搭載するPixel 9aは、スペック的に明確なアドバンテージを持ち、撮影結果にもその差が反映されると考えられる。
最適化されたAI「Gemini」
グーグルは、2023年10月にPixel 8シリーズを発表した際に、このシリーズを「人工知能(AI)スマートフォン」と位置づけ、モバイルデバイスにおける生成AIの採用競争でAndroidがリードしていることをアピールした。このリードは、グーグルの一連のGeminiを搭載した製品や、パートナー企業のAI技術によってさらに強化されている。Pixel 9aは、より進化したAndroid のAIを搭載する最初のミッドレンジ端末ではないが、グーグルの強力なマーケティング力と「Say Hi Gemini」キャンペーンの後押しを受ける最初の端末の1つになろうとしている。