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2025.02.25 14:00

iPhone 16eのライバル、グーグル「Pixel 9a」を待つべき理由

Google Pixel 8a(rtho Bro / Shutterstock.com)

Pixel 9aには、より高価なPixel 9シリーズと同じグーグルのTensor G4チップセットが搭載されている。ただし、その最高性能を追求するのではなく、専用のハードウェアとソフトウェアの統合により、オンデバイスのAI処理を強化している。しかし、搭載メモリが8GBに抑えられるため、上位モデルと比べてパフォーマンスに若干の違いが生じる可能性がある。

バッテリー容量の拡大

Pixel 9aのバッテリー容量は、Pixel 8aの4492mAhとの比較で約15%増の5100mAhへと増加する。筆者は、グーグルがこの端末のカメラを小型化した理由の一部が、大容量バッテリーのための内部スペースを確保しようとしたことにあると考えている。加えて、Tensor G4チップセットの効率向上により、Pixel 9aのバッテリー持続時間は大幅に向上すると期待される。

また、Pixel 9aのディスプレイサイズはPixel 8aの6.1インチから6.3インチへと拡大される。このことも、より大容量のバッテリーの搭載につながった可能性がある。

グーグルのPixelのaシリーズは常に、価格と性能のバランスを意識してきた端末だ。昨年のPixel 8aが、グーグルのAI「Gemini」をミッドレンジ市場に拡大することに重点を置いた端末だとすれば、Pixel 9aは「より長くスマートに使える端末」という位置づけになる。この端末は、バッテリー寿命と持続性に注力することで、AI機能ばかりを強調するマーケティングに疲れた消費者向けに実用的なメリットを訴求しやすいだろう。

スマートフォン市場にAIを持ち込んだグーグルは、Pixel 9aによって次のステップを提示しようとしている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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