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北米

2025.02.25 12:30

トランプと民主党の知事、トランスジェンダー選手に関する大統領令をめぐり衝突

ドナルド・トランプ米大統領(Joe Raedle/Getty Images)

トランプは、大統領に就任以来、トランスジェンダーを標的とした複数の大統領令に署名している。その1つは、19歳未満の性別適合手術の制限を目的とするものだ。また、政府が男性と女性の2つの性別のみを認める方針を打ち出している。

トランプはまた、自身の一期目の政権で導入したトランスジェンダーの兵士の米軍への入隊を禁止する政策を復活させ、既に軍に所属しているトランスジェンダーの性別移行手術を禁止している。また、別の命令では、トランスジェンダーの女性を男性向けの刑務所に収監するよう命じている。

複数の大統領令が訴訟に直面

今回、トランプとミルズが対立した大統領令は「女性スポーツからの男性の排除」と第されたもので、出生時に男性の性別を割り当てられた学生が女子スポーツに参加することを禁じている。この命令を含め、すでにいくつかの大統領令は法廷で争われている。

トランスジェンダーの女性を男性刑務所に収監させる大統領令は、トランスジェンダーの受刑者による訴訟が進行中のため、裁判所によって一時的に差し止められている。さらに、トランスジェンダーの軍務の禁止命令や「2つの性別のみを認識する」という方針に対しても、異議申し立てが続いている。特に性別に関する命令は、国民がパスポートの性別表記を変更したり、「X」という性別を選択することが可能な現行の制度と矛盾している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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