2025.02.22 11:00

まもなく日本語で使えるApple Intelligence、Apple Vision Proにも対応

山本敦 | Official Columnist ITジャーナリスト・ライター

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次期iOSの日本語対応やApple Vision Proのサポートなどアップル独自の独自生成AI「Apple Intelligence」の周辺がこの春、にぎやかになる

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外部のデベロッパがApple Intelligenceに対応するアプリやサービスを提供するためのツールも充実する。現在アップルは「作文ツール」や「Genmoji」「Image Playground」などApple Intelligenceに含まれる機能のAPIを外部のデベロッパに提供している。OSアップデートの機会には「要約」「スマートリプライ」のAPIも新たに公開する。特定の使い方に、Apple Intelligenceの純正機能よりもおもしろい使い方ができるサードパーティーのアプリやサービスが増えることにも期待したい。

Apple Vision ProもApple Intelligence対応に

今回はアップルから、Apple Intelligenceに関連するもう1つの大きな発表があった。空間コンピューティングデバイスの「Apple Vision Pro」も、次期visionOS 2.4からApple Intelligenceに対応する。OSの正式リリースは今年の4月を見込んでいるが、近日公開のvisionOS 2.4のDeveloper Betaから実装が始まる。

本稿では先にApple Intelligenceの日本語対応を伝えたが、Apple Vision ProのvisionOS 2.4は4月の正式ローンチ以後も対応する言語が「米国英語のみ」になることを注意したい。デバイスとSiriの言語環境を米国英語にセットすれば日本でも試せるようだ。

visionOS版の「作文ツール」のイメージ。メールのテキストを翻訳したり、文体を変えて生成しなおせる

Apple Vision Proで利用できるApple Intelligenceの機能は、先行するiPhoneにiPad、Macとほぼ同じ内容になる。視線トラッキングやハンドジェスチャーを使って操作するところが「デバイスならでは」といえるが、例えば作文ツールでメールの本文を吟味しながら書いたり、Genmojiを生成してメッセージアプリに載せて送るといったことがiPhoneと同じように使える。

Apple IntelligenceにはiPadとApple Pencilを使って、イラストのラフスケッチを清書できる「Image Wand」という機能もあるが、こちらもApple Vision Proのハンドジェスチャー操作に対応するというから楽しみだ。