コンビニのプリンターを活用したさまざまなサービスを展開するサムライソードは、名刺切れをなくして「営業機会損失を0にする」名刺ソリューション「マイ名刺biz」の提供を3月から開始する。大切な商談を前にして、うっかり名刺入れを会社に忘れてきてしまったり、名刺が切れていたりしたら、気まずいばかりでなく、営業機会や自分の信用も失いかねない。そんなときに、登録してある自分の名刺データをコンビニのプリンターで出力できるというのがマイ名刺bizだ。

サムライソードは、スマホで作成した名刺をコンビニのプリンターで印刷できる「マイ名刺」というサービスをすでに展開し、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど国内の大手コンビニのマルチ複合機が対応している。マイ名刺bizは、企業の名刺発注管理をデジタル化した「名刺発注管理DX」と名付けた特許出願中のビジネスモデルとマイ名刺の機能を合体させたものだ。
必要に応じて各社員が自分で発注でき、担当者の承認を通じて名刺が作られるこの承認のフローは企業ごとに柔軟に設定でき、出来上がった名刺の送り先、請求先も指定できるので、名刺発注の担当部署の手間が省ける。従業員情報を一括登録できるので、内容の変更も一括して行える。オプションサービスになるが、名刺を印刷した場所や数などのデータから各社員の行動分析や、デザインテンプレートの自由な設定も可能になる。
初期費用、月額基本料金は無料。費用がかかるのは、名刺発注、コンビニプリント、有料オプションのみだ。3月のサービス提供に先んじて事前申し込みを受け付けている。性急なペーパーレス化は混乱を生む。紙のよさを無駄なく効率的に活かせるDXもあっていいのではないか。
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