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働き方

2025.02.25 16:15

20代正社員が求める「成長させてくれる」上司とは

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転職のハードルが下がった今、若い人たちはよりよい職場を求めて比較的簡単に移ってしまう。仕事がキツ過ぎて耐えられないから、反対にもっとがっつり仕事をしたいからと、理由はさまざまだろうが、いずれにせよ職場に魅力がないことは事実。そんな彼らを繋ぎとめるもっとも効果的なツールは、自分を成長させてくれるよき上司だった。

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、同社の就職支援サービスを利用して就職した20歳から29歳の正社員166人を対象に「成長させてくれる上司の特徴」に関するアンケート調査を行った。その結果、トップとなったのは「相談しやすい環境を整えてくれる」上司。次に「フィードバックを積極的に提供してくれる」、「自分への期待を示してくれる」と続く。

自由記述の回答には、「何事も行動させて、しっかり見守ってくれる」、「新しいことを教わるときに、プロセス(なぜそうなるのか)を教えてくれる」、「仕事の手順を口頭説明だけでなく実際に見せてくれる」、「「ひとつひとつの作業の大切さを丁寧に教えてくれる」、「チャレンジを応援してくれる」という意見もあった。

成長させてくれる上司と働くことで得られるメリットを尋ねると、「成長・挑戦する気持ちを持ち続けられる」と「仕事のやりがいや楽しさを感じ続けられる」がほぼ同じ割合でトップになった。こんな上司がいれば、若手社員の生産性が上がり、離職率も低減できるだろう。

「上司ガチャ」などという言葉があるぐらいで、今の日本職場では、上司の質は本人の人柄に依存している場合が多い。だが、若い社員を引き留め、大いに力を発揮してもらいたいならば、そんな上司の属人化を排する必要がある。ここに示されたような、上司の役割をよく理解した「プロ」のリーダーを養成することが大切ではないか。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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