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2025.02.19 10:00

【米国株ウォッチ】シスコの最新決算は市場予想を上回る、昨年の買収も実を結ぶ

Thomas Fuller/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

製品売上は横ばいであったが、サービス売上は前年同期比6%増となり、シスコの顧客がサービスベースのソリューションにシフトしていることが明らかになった。2024年3月、シスコは270億ドル(約4兆1100億円)を投じ、Splunkの買収を完了した。この買収は、AIを活用したシステム異常の検知とそれへの対応能力を強化するというシスコの戦略に沿ったものだ。Splunkはすでにシスコの収益にプラスに貢献しており、Splunkがなければシスコの総収益は前年同期比で1%減少していただろう。さらに、Splunkはシスコの調整後EPSを予想以上に押し上げた。ログファイルを分析し、サイバーセキュリティのリスク管理を支援する同社のAI主導型ソフトウェアは今後、シスコ製品の既存顧客である約5000の企業に対し、クロスセルされる予定だ。
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シスコはまた、物流コストおよび部品コストの低下、より良好な製品ミックス、および全体的なコスト効率の上昇から恩恵を受け、ここ数四半期で売上総利益率を改善している。GAAPベースの総粗利率、製品粗利率、サービス粗利率はそれぞれ65.1%、63.7%、68.9%であった(前年同期では64.2%、62.7%、68.2%)。同様の傾向は第3四半期も続く可能性がある。また、同社はソフトウェアのサブスクリプションやサービス契約による経常収益モデルへとシフトしており、これが利益率をさらに下支えする可能性がある。

過去4年間におけるシスコ株のリターンは不安定で、パフォーマンスは各年によって大きく異なる。2021年の年間リターンは46%、2022年はマイナス22%、2023年は9%、2024年は22%だった。

私たちは、2025年度における予想EPSを3.70ドル、PER(株価収益率)を17.6倍として、シスコの目標株価を65ドルへと修正した。
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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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