マスクは昨年7月、ヴィヴィアンが「woke(ウォーク)なウイルスに殺された」と発言した。これに対し、ヴィヴィアンはマスクが「思いやりのない自己中心的な人間だ」と批判し、マスクが幼い頃の自分を「女性らしさや同性愛者的な特徴を持つことを理由に叱責した」と主張した。
マスクはまた、歌手のグライムスとの間にも3人の子どもをもうけた他、脳インプラントの開発企業のニューラリンクの女性幹部のシヴォン・ジリスとの間にも3人の子どもをもうけていた。
出生率の低下を嘆くマスク
マスクは、11日にトランプ大統領の執務室を訪れた際に、グライムスとの間の4歳の息子のX Æ A-Xii(エックス・アッシュ・エートゥエルブ)を同行させた。記者会見の間に、マスクの息子は父親の肩にしがみつき、鼻をほじり、トランプに何かをささやく様子を目撃された。マスクは、世界の出生率の低下に繰り返し警鐘を鳴らしている。彼は「出生率の低下による人口崩壊は地球温暖化よりもはるかに大きな文明のリスクだ」と主張し、「子どもを持つことは国家としての緊急の課題だ」と訴えている。
ニューヨーク・タイムズは、マスクがテキサス州に自身の家族のためのプライベートな居住区を建設中だと報じたが、マスクはこの報道を否定した。また、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、マスクはスペースXの女性従業員に複数回にわたって「自分の子どもを産んでほしい」と依頼したという。この女性は、Xを退職するにあたって、この件を会社の人事部と弁護士に報告したとされる。
(forbes.com原文)