相手に期待するよりも、自分の仕事内容について具体的な例を挙げ、これまでのスキルや専門知識、経験を、次の環境でどう生かせるか、説明できるようにしておこう。
今回質問を寄せてくれた商業用不動産アナリストの場合、商業用不動産業界が直面している課題には、ターゲットとなる新たな業種に通じるものがあるかもしれない。もし共通点があるのなら、このアナリストは、結果を出すために自分が取り組んできたことや、これまでの行動や全体的な戦略のうちで、新しい分野でも応用できそうな事柄を挙げるといいだろう。
移行可能なスキルを強調する時は、あくまで前職の商業用不動産の分野で例を挙げよう。そうすることで企業側は、実地に使われているスキルを見定めることができるからだ。一方で、新しい役割でこれらのスキルがどう使えるかという点もアピールしよう。単なる「これから勉強します」という約束だけでなく「うちでも役に立つ仕事をやっているのだな」とわかってもらうようにしよう。
3. 説得力のあるストーリーを紡ぎ、自身を「最良の候補」だとアピールする
「自分が最良の候補」だとアピールしたいなら、リクルーターや採用責任者など、採用のカギを握る者や意思決定者と直接話をするのが一番の近道だ。しかし、こうした責任者にたどり着く前に、履歴書やカバーレター、LinkedInのプロフィールなどの手段を用いて、彼らに接触する糸口を見つけなければならない。
これらの求職活動ツールは、自身をアピールするストーリー作りの重要な一部だ。なぜなら、まずは自分が何者であるかを明らかにしなければ、面接までたどり着けないからだ。
辞めようとしている仕事ではなく、これから就きたい仕事に合わせて、履歴書やカバーレター、LinkedInのプロフィールを書き改めよう。職種を大きく転換させようとしている時は、これが特に大事になる。
今回の商業用不動産アナリストの場合、自身の職務経験に関する記述においては、不動産に関する専門用語はできるだけ削るべきだ。そして、会社の収益に及ぼした功績を際立たせよう。どんな雇用主でも、お金の話ならわかってくれるはずだ。
さらに、不動産業だけでなく、さまざまな業界で使われているスキルを列挙しよう。また、転職先として考えている新しい分野で、活発に活動しよう。例えば、業界団体に加わったり、カンファレンスに出席したり、講座を受講したりといったことだ。そして、自ら取り組んだこれらの経験をアピールするといいだろう。


