2位 カタール航空
昨年の覇者カタール航空は、2位に後退した。ピーターセンCEOによると、同社は大韓航空に比べると乗客1人当たりの空間は若干狭いものの、依然としてすばらしいエコノミークラス体験を提供している。カタール航空は、扉が付いた個室型の座席「Qスイート」と優れた特別サービスにより、ビジネスクラスでも圧倒的な強さを誇る。
3位 ニュージーランド航空
3位に選ばれたのはニュージーランド航空だ。ピーターセンCEOは「エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスのすべての客室で優秀な成績を収めている」と評価。同社の魅力は、エコノミー席3席がソファーのようにつながる「スカイカウチ」で、家族連れやカップルの旅行にとっては画期的なサービスだと述べた。ニュージーランド航空は、エアラインレーティングスが先に発表した2025年版「
世界で最も安全な航空会社ランキング」で1位を獲得している。
世界最高のハイブリッド型航空会社
1位 ジェットブルー航空
今年新たに追加されたハイブリッド部門では、ジェットブルー航空が優勝した。ピーターセンCEOによれば、同社は機内食が有料である点を除けば、フルサービス型の航空会社と比較しても遜色がないという。ジェットブルー航空は機内のWiFi(ワイファイ)やテレビ、娯楽、スナックやノンアルコール飲料を無料で提供しているほか、エコノミークラスの座席の間隔は約81〜84センチと広々としており、一部の路線ではフルフラット席を備えたビジネスクラスもある。
世界最高のハイブリッド型航空会社で1位のジェットブルー航空(Markus Mainka / Shutterstock.com)
2位 ウエストジェット航空
2位はウエストジェット航空で、スナックやノンアルコール飲料、座席のスクリーンやアプリで利用できる娯楽を無料で提供している。足元の空間が広く、機内食が含まれるプレミアムキャビンもある。だが、ウエストジェット航空のエコノミークラスの座席の間隔は約76~79センチと狭い。スナックの追加や機内食、アルコール飲料、WiFiは有料となる。ピーターセンCEOは、上位2社とも手頃な価格と品質のバランスを取っているが、ジェットブルー航空の方が無料特典の幅が広いため、優位に立ったと説明した。
3位 ヴァージン・オーストラリア航空
3位のヴァージン・オーストラリア航空では、機内の娯楽とノンアルコール飲料は無料で提供されるが、スナックや毛布、枕は有料制となっている。ピーターセンCEOは「米国の3大航空会社のような他の大手と比べると、ヴァージンはアメニティーが少ない」と指摘。だが、ヴァージン・オーストラリア航空は利用者からの評価が高く、客室乗務員の評判も良いことから上位に食い込んだ。