グーグルやアマゾンも「独自チップ」を開発
RNGDの量産開始は、今年の後半に予定されており、韓国LGのAIリサーチラボやサウジアラビアのサウジアラムコが採用に関心を示している。昨年9月、サウジアラムコは、サム・アルトマンが支援するAIチップメーカーCerebras(セレブラス)とAI分野での協業を検討する覚書(MoU)を締結したが、その際に同様の覚書をフュリオサAIとも締結していた。フュリオサAIの最新決算によると、2023年の売上高は、前年比10倍以上の36億ウォン(約3億8000万円)に達していたが、損失は637億ウォン(約67億円)で、前年の512億ウォン(約54億円)から拡大していた。
メタによるフュリオサAI買収の動きは、グーグルのGoogle CloudやアマゾンのAWSなどのハイパースケーラー企業が独自カスタムチップの開発を進める中で浮上した。OpenAIは、数カ月以内に最初のカスタムチップの設計を最終決定する予定だとロイターは10日に報じていた。
また、フュリオサAIより規模が大きく、同社の競合にあたる韓国のRebellions(リベリオンズ)は、SKハイニックスが支援するSapeonとの合併を完了させた。韓国で最初のAIチップのユニコーンとなったリベリオンズのCEOを務めるパク・ソンヒョンは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の出身で、スペースXやインテル、サムスンに勤務していた。
リベリオンズは、この合併の前に少なくとも2億2500万ドル(約345億円)の資金を、サウジアラムコの投資部門であるWa’ed Venturesやカカオ・ベンチャーズなどから調達していた。
韓国のAIスタートアップとしては他に、ネイバーの元研究者が設立したTrillion Labsや、ヘッジファンドの株式リサーチの効率化を支援するLinqなどが知られている。
(forbes.com 原文)


