・職場に関する不平や悩みをソーシャルメディアで最も多く投稿しているのはZ世代
・職場や会社について否定的なコメントをソーシャルメディアに投稿したことがある従業員は34%(Z世代は48%)
・担当業務の線引きに関し、先頭に立って変化を促しているのはZ世代
・担当業務について明確に線引きする従業員が増えており、その傾向が特に顕著なのはZ世代
・自分の担当ではない業務を引き受けない従業員は5人に1人
・就業時間外は業務関連のやりとりに応じない従業員は20%
「オフィス・ゴースティング」と「ゴースト・ジョブ」
オフィス復帰を、より厳格に義務化する流れが続いている。2025年1月末にも、トランプ政権が連邦政府の職員に対し、週5日のオフィス勤務を命じたばかりで、従業員と雇用主のあいだの対立が悪化している。そうした状況に油を注いでいるのが、「ハイブリッド型の階層制度(hybrid hierarchy)」というトレンドだ。これは、優秀な従業員は柔軟な働き方が認められるが、それ以外の従業員はオフィス勤務を義務づけられる組織構造を指す。
一方、従業員の方では、オフィスで勤務することを指定されながら実際にはめったに出勤してこないオフィス・ゴースティングが起きており、企業文化と従業員エンゲージメント、士気や生産性に悪影響が及ぶと懸念されている。
さらにその一方で、企業側が従業員をだます例もある。つまり、ポジションがすでに埋まっているにもかかわらず、募集していると見せかけて求人をかける「ゴースト・ジョブ」を行う企業が増えているのだ。