6. レレバンスは「関係構築」から生まれる
ジョルジオ アルマーニの成功の基盤となってきたのは、関係を通じて築かれたレレバンスだ。初めて衣装を担当した1980年公開の映画「アメリカン・ジゴロ」から注目を浴びるセレブリティとのコラボレーションまで、アルマーニは文化的に意義あるものの美的価値を使いこなしてきた。
ハリウッドの人気セレブや時計ブランドのフォッシル、アイウェア・ブランドのルックスオティカなどと提携し、パートナーにも結果責任を求める関係を活用することで、アルマーニは憧れの、洗練されたブランドというイメージを強化しつつ、リーチを拡大してきた。さらに、その精神を若いオーディエンスにも届けるため、SNSのインフルエンサーたちからも協力を得ている。これらが証明するのは、慎重に選んだ関係は、ブランドのアイデンティティに影を投げかけるのではなく、強化することにつながるということだ。アルマーニの文化的な関連性と時代を超えたエレガンスを可能にしているのは、そうしたアプローチだ。
ニールセンの調査によると、消費者の66%は「信頼できる個人、またはインフルエンサーが勧めるのであれば、その製品を購入する可能性が高まる」と答えている。アルマーニは真実性を維持するコラボレーションを通じて、エンゲージメントを強めている。
7. 不朽のレガシーを築く
永続的なレガシーを築くために必要なのは、自らのルーツを見失うことなく変化を受け入れるという考え方だ。50年以上にわたってこのアプローチの有効性を示す例となってきたのが、ジョルジオ・アルマーニだ。アルマーニが築いたブランドの「帝国」は、彼が時代とともに進化しながらも、自身のビジョンに忠実であり続けてきたことの証だ。流行に敏感な世界においてもクラシックであり続け、思慮深く拡大させ、心を震わせる彼の力は、あらゆる産業における成功のための青写真を提供している。
つまり、ジョルジオ・アルマーニの歩みはブランドを率いる現代のリーダーたちに、時代を超える存在であり続けるための力強い教訓を与えている。先に述べたとおり、リーダーシップは変化に抵抗することではない。自らのアイデンティティの強化につながる変化を受け入れること、波風を立てるのを恐れないことだ。次なるブームに執着するこの世界でアルマーニは、究極のラグジュアリーとはおそらく、永続的なレレバンスであるということを思い出させてくれる。
(forbes.com 原文)


