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2025.02.11 14:00

Androidが遠方への旅行で役立つ、時刻表示のアップデートを準備中か

Shutterstock.com

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進化を続けるスマートフォンは、タイムゾーンが変わるときに自動で時刻を調整できるほど賢い。つまり、飛行機を降りれば、現地で今が何時なのかをすぐに把握できるようになっている。ところが、グーグルはこの旅の最中の時間管理をさらに容易にする取り組みを進めているようだ。

かつてCunard (キュナード)の大西洋横断船の広告は「目的地に着くまでが旅の半分の楽しみだ」と謳っていた。しかし、機内でWi-Fiを使える飛行機に乗ると、移動中に時刻を間違えてしまいやすい状況が生まれる。

Android Authorityに寄稿したミシャール・ラーマンは次のように説明している。「携帯電話ネットワーク、Wi-Fi、GPSのいずれかから取得した位置情報を使えば、スマートフォンは新たなタイムゾーンに入った際に自動的に時刻を調整できます。ですが、タイムゾーンが自動で変更されたときに通知が欲しい場合もある。グーグルはAndroid 16にまさにその通知を行う新機能を実装しようとしているのです」

この情報は、次期Android OSのベータ版を解析した結果、判明したもので、「システム設定」の「日付と時刻」項目に「自動タイムゾーン(Automatic time zone)」というオプションとして表示されるようだ。

タイムゾーンをまたいで飛行すると、今が何時なのか、地元は何時なのか、どれくらい飛んできたのかという点で混乱しやすい。これは筆者だけだろうか。

さらに厄介なのは、有料の機内Wi-Fiを利用していないにもかかわらず、どこかで奇跡的に一瞬だけ接続され、その間にスマートフォンの時刻がひっそり変更されてしまう場合だ。これではますます混乱してしまいやすくなる。

しかし、この新機能が搭載されれば、タイムゾーンが変わったことと、現在いるタイムゾーンがどこかを示す通知をスマートフォンが自動で送ってくれる。小さな変更だが、非常に役立つ可能性があり、アップルが提供するiPhoneには現時点では同じ機能はない。

筆者はこれを試すのを楽しみにしている。特にニューファンドランド標準時のような、隣のタイムゾーンと1時間単位でずれていない特殊な地域を飛ぶときだ。ニューファンドランド標準時は多くのタイムゾーンと異なり、UTCより3時間30分遅れという特徴がある。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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