そんな賃金について、スキマバイトアプリを手掛けるシェアフルが、登録ユーザーを対象に時給に関するアンケートを実施。その結果を公開している。
それによると、働くかどうか検討する賃金に対し、都道府県に関わらず1200~1300円台の層が多い印象だ。ただ、最低賃金であっても検討すると回答した人も一定数おり、地域ごとの最低賃金に左右はされていないようだ。

男女別・年代別に見てみると、いずれの年代でも男性のほうが求める賃金が高い傾向にあるが、最低賃金でも検討すると回答している人も男性のほうが多い傾向にある。特に高齢者はその傾向にあるので、募集している仕事の数が若者に比べて少なく、諦めている人が少なくないのかもしれない。

一方、時給を重視しているかの問には、男女とも若い人ほど時給を重視している傾向にある。このあたりも仕事が選べるか否かに左右されているものと考えられる。

もちろん、より高い賃金を求めたいところだが、理想と現実は少々離れているかもしれない。人材不足が叫ばれる中、賃金を上げて募集をかける企業も少なくないが、そのぶん企業努力も必要で、ますますDXを推進し業務効率化を図って経営を安定させなかければならない。
出典:シェアフル「時給に関する調査」より