VC

2025.02.05 10:30

米VC業界に「新興ファンド」ブーム、有力投資家の独立が急増

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VC業界で相次ぐ独立の動き

今回のファンド規模は前回の約2倍に伸びたが、コンビクションの躍進は、ここ最近VC業界で発生中の大きな変化を象徴するものだ。ここ数カ月間で老舗のVCや大手ファームの著名なパートナーが、独立するケースが相次いでいる。
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例えば、ここ最近で以下のような著名なパートナーたちが新たな動きを始めている。

・元ライトスピードのアレックス・タウシグとニコール・クイン
・元セコイア・キャピタルのマット・ミラー
・元アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)のスリラム・クリシュナンとミシェル・ヴォルツ
・元ラックス・キャピタルのビラル・ズベリ

この中で、クインは引き続きライトスピードにパートタイムで残る予定で、クリシュナンは最近トランプ政権のAI政策アドバイザーに任命されたため、すぐに独自のファンドを立ち上げるわけではなさそうだ。しかし、多くは新たなVCの立ち上げに動いている。ヴォルツは、「アメリカン・ダイナミズム」と呼ばれる航空宇宙・防衛・製造業のプレシードおよびシード投資に特化したファンドを準備中とされる。
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ズベリもまた、AI関連のシードおよびシリーズA向けの新ファンドを立ち上げる予定だと述べている。「一部の経験を積んだパートナーたちはここ最近、自身の情熱と専門性をアーリーステージに向けるべきだと思い始めている。この分野の投資は、多くの大企業の投資スタイルとは少し異なっている」と彼は語った。

「VC業界においては今、新たな勢力が形成されつつあると思う」と語るのは、昨年10月に初回のファンドで3億5000万ドル(約532億円)を調達したことを発表した元a16zのクリスティナ・シェンだ。彼女は、インデックス・ベンチャーズとベッセマー・ベンチャー・パートナーズに所属していた2人の投資家仲間と共に新たなVCのChemistry(ケミストリー)を立ち上げて、シリーズAに特化した投資を行う計画だ。

「2025年には、昨年以上に多くのパートナーが大手を辞めて独自のファンドを立ち上げるかもしれない」とシェンは語った。
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編集=上田裕資

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