2月4日(火):半月と金星、土星が共演
日が沈む頃に西~南西の方角を見ると、半月にやや足りない月が「宵の明星」の上方に光っているはずだ。地球と大きさ・重さが似ていて「姉妹星」とも言われる金星は今、マイナス4.5等のまばゆい輝きを放っている。金星のすぐ下には1.1等の土星も見える。今月は、これから2つの惑星のコントラストがいっそう際立ってゆく。2月5日(水):上弦の月

新月から上弦までの月を、英語では「waxing crescent(満ちゆく三日月)」と呼ぶ。上弦から満月までは「waxing gibbous(満ちゆく凸状の月)」と呼ばれる。
2月6日(木):月とすばるが大接近
弓を引き絞ったような、少しふくらみのある半月が、おうし座のプレアデス星団(すばる)に大接近する。プレアデス星団は地球から約444光年の距離にあり、太陽系に最も近い散開星団だ。2025年は、月がすばるの手前を横切る「すばる食(プレアデス星団食)」が毎月起こる。日本から観測できる機会もあるので、楽しみにしておこう。
