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宇宙

2025.02.04 10:30

金星が最大光度で輝く「惑星パレード」、「スノームーン」の満月を眺める2月の夜空

米ノースカロライナ州スパータで2025年1月25日に撮影された惑星パレード。写真左側に火星、中央に木星、右側に土星と金星が、黄道に沿って並んでいる(Peter Zay/Anadolu via Getty Images)

三日月状の金星が「最大光度」で輝く

日時:2月15日(土)日没後
方角:南西の空
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「宵の明星」こと金星は15日に明るさが最大となり、日の入り後の西の空に灯台のようにまばゆく輝く。「最大光度」と呼ばれる状態を迎えたこの日の金星は、わざわざ見ようと思わなくても目に飛び込んでくるほどの存在感を放つ。

なぜこんなに明るいのかといえば、地球と金星の距離と、金星の満ち欠けの状態のバランスが、最も程よいタイミングだからだ。双眼鏡や小型望遠鏡が手元にあるなら、ぜひ拡大して見てほしい。金星が三日月状に光っているのがわかるだろう。

地球から見た金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化。2004年撮影(SSPL/Getty Images)

地球から見た金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化。2004年撮影(SSPL/Getty Images)

黄道光

日時:2月18日~28日の日没後。
方角:南西の空
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この10日間に、光害の影響がなく暗い夜空が見える場所に滞在しているなら、日没から1時間ほど後に西の空を眺めてみよう。太陽が沈んだあたりに、ぼんやりとした三角形の光芒が見えたら、それが「偽の夕暮れ(false dusk)」とも呼ばれる「黄道光」だ。惑星間塵が太陽光を散乱して淡い光を生んでいるもので、街灯のない非常に暗い場所でしか見られない。

天の川と黄道光。オーストラリアのアウトバックにて撮影(Shutterstock.com)

天の川と黄道光。オーストラリアのアウトバックにて撮影(Shutterstock.com)

「ラマダンの月」

日時:2月28日(金)~3月2日(日)
方角:日没直後の西の空

イスラム教の断食月「ラマダン」はいつ始まるのか。イスラム暦(ヒジュラ暦)では、太陰暦と同様に月の満ち欠けによって1カ月が定まるが、月の初めは新月ではなく、三日月状の細い月が最初に見える日からになる。したがって、正確な日取りは、新月直後の極細の月を実際に目視確認してからでないと決定しない。

次の新月は2025年2月28日。この日から3月2日までのどこでラマダン入りしてもおかしくない。「ラマダンの月(Ramadan Moon)」として知られるこの手続きにより、細い月が確認された時点で「シャバーン月」の終わりと「ラマダン月」の始まりが宣言される。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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