2月には金星が「最大光度」となり、火星は引き続き明るい輝きを放ち、しし座の1等星レグルスが2月の満月「スノームーン」に寄り添う。金星、木星、火星の「惑星パレード」は月末までそろって夜空を彩り、場所によっては西の低空に土星を見つけることもできる。3月に入ると木星と火星しか見えなくなってしまうので、今のうちに堪能しておきたい。
2025年2月の夜空についてまとめた。
月とすばるが大接近
日時:2月6日(木)夕方~7日(金)未明方角:南~西の空
今月最も魅力的な天体ショーのひとつが、おうし座のプレアデス星団(すばる)に月が大接近すること。明るい7つの星をギリシャ神話の7人姉妹に見立てて「セブンシスターズ」と英語で呼ばれるこの散開星団は、冬の夜空にきらめく宝石のような存在だ。

「スノームーン」の満月とレグルス
日時:2月12日(水)方角:宵の東の空から昇る
2月の満月は、米先住民の農事暦で「スノームーン(雪の月)」として知られる。昇ってくる瞬間が最も印象的なので、今いる場所の月の出の時刻を前もって確認しておこう。しし座で最も明るい1等星レグルスとの共演も見逃せない。
