【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

AI

2025.02.04 08:00

未来学者が選出、世界の「人型ロボット」メーカー主要16社の内訳

テスラの人型ロボット「Optimus」2024年9月撮影(Photo credit should read CFOTO/Future Publishing via Getty Images)

年間6200兆円の市場

ディアマンディスによる最新の自律型ロボットに関するレポートは、「世界の国内総生産(GDP)の50%は、人間の労働に支払われている。つまり、人間の仕事が経済の半分を占めている」というFigure AIのCEOであるブレット・アドコックの言葉を引用している。「これは年間40兆ドル(約6200兆円)の市場であり、全輸送業の10倍の規模だ」

ディアマンディスは、この分野で市場をリードする16社を特定している。それぞれの企業と、そのロボットの名称、拠点とする国は以下の通りだ。

テスラ:Optimus/米国
フィギュアAI: Figure 02/米国
Agility Robotics(アジリティ・ロボティクス):Digit/米国
ボストン・ダイナミクス:Atlas/米国
Unitree(ユニツリー):H1, G1/中国
1X Technologies (ワンエックス・テクノロジーズ):NEO/米国
Agibot (エージーアイボット):Yuanzheng A2/中国
Apptronik (アプトロニック):Apollo/米国
Beijing HRIC:Tiangong/中国
EngineAI(エンジンAI):SE01/中国
Engineered Arts(エンジニアード・アーツ):Ameca/英国
Fourier Intelligence (傅利葉智能):GR-2/中国
Kepler (ケプラー):Forerunner K2/中国
Robot Era (星動紀元):Star1/中国
Sanctuary AI (サクチュアリAI):Phoenix/カナダ
Xpeng(小鵬汽車):/中国

これらの人型ロボットのメーカーの大半は米国(6社)と中国(8社)を拠点としており、英国とカナダがそれぞれ1社となっている。

「ポスト労働社会」はどこへ向かう?

現在の大きな疑問は、「どの企業がこの市場で勝者となるのか?」、そして、「どの国がこの競争に勝つのか?」というものだ。自律型の人型ロボットは、労働コストをほぼゼロにするという観点から、社会の在り方を大きく変えていくと考えられる。
次ページ > テクノロジーがもたらす未来には光と影が

編集=上田裕資

タグ:

続きを読むには、会員登録(無料)が必要です

無料会員に登録すると、すべての記事が読み放題。
著者フォローなど便利な機能、限定プレゼントのご案内も!

会員の方はログイン

ForbesBrandVoice

人気記事