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ビジネス

2025.02.02 15:00

「プレステはHBO、MSはネトフリ、任天堂はディズニー」元ソニー幹部が語る各社のゲーム機戦略

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ボーイズが認めているのは、マイクロソフトのソフトウェア戦略が多くの面で合理的である一方、ハードウェアの存在価値を主張し続けるのは明らかに課題があるということだ。実際、販売台数が公表されるたびにXboxの数値が大きく落ち込む状況が続いている。

現時点でそれぞれの「戦略」は概ね以下のようになっている。

PlayStation:
PSコンソール独占のシングルプレイヤーゲームはおおむね2年以上後にPCでリリースし、マルチプレイヤーゲームはPCと同時にリリースする(『Marathon』など、一部はXboxでも発売予定)

Xbox:
自社が手がけるゲームは、PlayStationやSwitch 2も含めてクロスプラットフォーム展開される可能性がある。タイトルによっては同日リリース、時限的なリリース、あるいは将来的なリリースなど形態はさまざまだ。マイクロソフトを支持する層にとっての魅力は「Xbox Game Passで初日に遊べる」という点にある

任天堂:
従来どおりに愛される自社製タイトルを中心とする戦略を続ける。Switch 2のリリースにともない、サードパーティー作品や一部のXboxタイトルも増える見込みだ

以上のように、「ゲーム機戦争」は様相が変わりつつある。Xboxは旧来型の競争では後れを取ったものの、定額制サービスの分野で主導権を握ろうとしている。任天堂はこれまでで最も多くのハードウェアを売り上げ、ソニーは高い評価を得る作品を出し続けているが、大規模なシングルプレイヤー作品と成功するマルチプレイヤー作品を両立させる難しさを抱えている。今後の行方が注目されるところだ。ボーイズへのインタビュー全編は以下で視聴できる。



forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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