ドローンの空中制御は普通、あらかじめ設定したGPS(全地球測位システム)ベースのナビゲーションと、衛星無線を通じた人間による直接操縦によって行われ、わりと簡単だ。だが、ドローンの着陸は難しい。比較的小型のドローンなら、エンジンを切り、パラシュートを開き、降下していくことが可能だが、大型の機種は滑走路に着陸する必要がある。
世界の主要なドローン部隊は高度な自動着陸システムを開発している。ウクライナが、1機せいぜい数十万ドルとみられる比較的安価な攻撃ドローンに搭載するために、こうした高級なシステムに時間と資金を費やしているのかは定かでない。
別の方法は、米空軍のプレデターやリーパーといった無人攻撃機の部隊がとうの昔にマスターしているように、基地への帰還の最終段階では人間が操縦し、機体の前方カメラを通じて着陸に導くというものだろう。これはフライトシミュレーターで操作するようなものだ。
(forbes.com 原文)