【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

2025.02.02 08:00

移住先として人気のスペイン、「物価が安い」のは本当か?

地元の人々でにぎわうスペイン北部バスク地方の居酒屋(Francesco Bonino / Shutterstock.com)

スペイン人の平均年収

2023年のスペイン人の平均年収は3万655ユーロ(約494万5000円)だったが、これは過去20年間で大きく変動している。スペインの平均年収はイタリアやスロベニアと同水準にあり、フランス、ドイツ、アイルランドなどと比較すると低い。だが、隣国ポルトガルの平均年収である2万2000ユーロ(約354万8000円)や、マルタの2万1000ユーロ(約338万7000円)を大きく上回っている。スペインの物価は、2大都市であるバルセロナと首都マドリードを除けば、欧州の他の多くの地域より安い。

スペインの富裕層

スペインの上位10%に当たる高所得者の2022年の平均年収は9万5000ユーロ(約1532万1000円)で、これは同国の下位50%の所得者の平均年収の9倍超に上る。2023年の同国の上位10%の高所得者の合計所得は、国民全体の所得の34%を占めた。

スペイン人の平均純資産

2022年のスペイン人の純資産の中央値は、1世帯当たり18万1300ユーロ(約2924万4000円)。保有する金融資産の中央値は、1万6200ユーロ(約261万2000円)だった。

スペインは一時的または永久的に欧州に住まいを求める外国人にとって魅力的な国だ。スペインで裕福になるためのハードルは他の多くの欧州諸国と比べると低く、生活費も比較的安いと言えるだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事