私は1年の始まりを重要な期間だと考えている。それは、スムーズで生産的な1年を送るために必要なものを見極めるためには絶好の機会だからだ。生産性を上げるためには、単に一生懸命働けば良いというものではない。より賢く、適切な戦略を持つことで、バーンアウト(燃え尽き症候群)を避けながら有意義な1年を過ごすことができるはずだ。
そこで本稿では、実際に私や私のチームが実践している、生産性向上のための5つのハックを紹介しよう。これはきっとあなたにも役立つはずだ。
気に入ったツールを最大限に活用する
テクノロジーは、よりスマートに仕事をするための画期的な手段だ。自分に合ったプロジェクト管理ツールを活用してみよう。例えば、私たちはGoogleスプレッドシートを使ってスケジュールを管理するのが好きだ。また、Monday.comを使ってプロジェクトを整理し、効果的なコラボレーションを行い、さまざまなタスクの進捗状況をモニターしている。自動化ツールは繰り返しの多い仕事を処理するのに適している。そうすることで、他の重要な仕事に集中する時間を増やすことができるのだ。データの入力、SNSの管理、Eメールのスケジューリングなど、さまざまなツールやプログラムを使うことで、ワークフローを効率化し、生産性を高めることができる。
インターバルを意識する
労力を増やすことなく、よりスマートに仕事をするためには、定期的に休憩を取り、心と体を充電させるのが効果的だ。私は大きなプロジェクトを処理するとき、90分間仕事をし、その後に20~30分の休憩をとる。人間の脳は、90分間は最適なレベルを維持できるという研究結果もある。「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる時間管理術のように、25分間の作業のあとに5分間の休憩をとるなど、他のインタバールも検討してみよう。自分のエネルギーレベルに合わせて仕事をすることも、効率を高めるのに役立つ。例えば、朝型の人は、難易度の高い仕事を先にこなすべきだ。1日の後半に差し掛かり、エネルギーが減ったあとは、より平凡な仕事や、精神的な労力が少なくて済む簡単な仕事に集中すればいい。この方法で、バーンアウトを防ぎながら生産性を最大限に高めることができる。