5月:Marketアートフェア(15~18日)
デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの複数のギャラリーによって約20年前に創設されたマーケット・アート・フェアは、北欧で最も重要な現代アートフェアと位置づけられている。2024年には47軒のギャラリーが100人以上のアーティストの作品を出品。ストックホルムで開催される2025年のフェアでは、トークイベントなどのプログラムも予定されている。
6月:ベルリン・ビエンナーレ(6月14日~9月14日)
ベルリン・ビエンナーレは1996年以来、最も進歩的なアートイベントの1つと位置付けられており、若手のアーティストが世界中のオーディエンスにリーチするための重要なプラットフォームとなっている。13回目の開催となる2025年も、ディレクターのアクセル・ヴィーダーとキュレーターのザーシャ・コラーの指揮の下、従来の「(ローカルな文脈においてグローバルな知識を提示する)グローカル・アプローチ」を継続する。
7月:ハンプトンズ・ファイン・アート・フェア(10~13日)
ニューヨーク郊外のハンプトンは、主要なアートの中心地ではないかもしれないが、多くのコレクターたちが集まる場所であることは間違いない。この地域で2021年に創設されたハンプトンズ ファイン アート フェア(HFAF)がすぐに成功を収めるイベントとなったのは、そのためだ。そして、その成功の裏にはHFAF創設の立役者、リック・フリードマンの存在がある。地元の著名アーティスト、ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングの名を冠したパビリオンも建てられた面積およそ6500平方メートルの広大な複合施設で開催されるこの国際アートフェアには、世界中の約150軒のギャラリーが参加する。
8月:ロータス・ブラジレイラス(27~31日)
「SP-Arte(SP-アルテ)」として知られるサンパウロ国際アートフェアは、コレクターのフェルナンダ・フェイトーザが2005年に立ち上げたイベント。創設以来、規模を拡大してきたこのフェアは、2024年に20周年を迎えた。また、SP-Arteが独自の視点からブラジルの奥深く、ダイナミックなアート市場に焦点を当てる「Rotas Brazilieras(ロータス・ブラジレイラス)」は2025年、4年目を迎える。キュレーターで編集者、アート評論家でもあるロドリゴ・モウラがディレクターを務め、「ブラジルのアートとその歴史が出発点になっている」という。ブラジルの国内15州で制作された作品を取り上げるこのフェアは、新たな発見に満ちたものになると期待されている。


