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市場とジェネレーションYのお金に関する差し迫った問題に注目

cpenler / Bigstock


ニューヨーク生まれの人気ハンバーガーチェーン「シェイク・シャック」の株価が月曜の時間外取引で大きく値を上げた。この日、シェイク・シャックは第2四半期の決算を発表。前年同期比で売上高は75%増、一株当たり利益は3倍となり、アナリスト予想を大幅に上回った。いずれも素晴らしい数字だが、シェイク・シャックの決算ではより重要な経営指標がある。注目すべきキーワードは「12」だ。

フォーブスでは5月に掲載した記事中で、投資家らはシェイク・シャックが従来の保守的な成長プランに固執するのか、より積極的な拡大戦略に舵を切るのか知りたがっているとしていた。その当時、積極策に対するシェイク・シャックの答えは「No」で、今年の新規出店は10店舗に留まると表明していた。それから3ヶ月経ち、シェイク・シャックは方針を転換したようだ。同社は月曜日午後の発表で、今年のアメリカ国内での新規出店数が12店舗になることを明らかにした。

「成長プランの遂行に当り、検討を重ねた結果、2015年の新規出店計画に2店舗を追加し、米国内の直営店を12店舗増やすことに決定した」と、CEOのRandy Garuttiは発表した。「2016年以降も直営店舗を最低でも年間12店舗増やす」としている。

この意思決定を後押ししたのは、間違いなく第2四半期の好業績だろう。シェイク・シャックのQ2売上高は前年同期比74.7%増の4,850万ドル(約60億円)となり、アナリスト予想の4,280万ドル(約53億円)を大きく上回った。当期純利益は340万ドル(約4億2,000万円)で、臨時損益の影響を排除すると、前年同期比206%増となった。1株当たり当期純利益のアナリスト予想は、前年同期実績と同じ3セントだったが、実績値はその3倍の9セントだった。

既存店売上高は前年同期比12.9%増を記録したが、これまで、シェイク・シャックの業績見通しを懐疑的に見るアナリストは少なくなかった。金融情報会社Markitが今年初めに出したレポートでは、同社株がショート・スクイーズの対象になり得るとしており、7月にMorgan Stanleyは、現状の株価が割高で、同業他社に比べて価値が低いとしていた。

しかし、実際の見通しは明るい。シェイク・シャックは出店計画を増やした以外にも、年間売上高の予想レンジを従来の1億6,100万ドル(約200億円)~1億6,500万ドル(約205億円)から、1億7,100万ドル(約212億円)~1億7,400万ドル(約216億円)に上方修正した。既存店売上高の成長率についても、従来の一桁台前半から半ばのパーセンテージから、一桁台 半ばから 後半のパーセンテージに上方修正している。

8月10日の決算発表後、シェイク・シャックの株価は時間外取引で一時12%以上高騰し、翌日には約9%高の76ドル~77ドルのレンジで推移した。投資家のシェイク・シャック株への投資意欲は高まってはいるが、前回の決算発表後につけた過去最高値の96.75ドルにはまだ遠く及ばない。

業績発表と並行し、シェイク・シャックは株式の追加売出し実施を改めて表明するため、SEC(証券取引委員会)に修正S-1申請書を提出した。同社は7月20日に追加売出しの実施を公表していた。IPO後のロックアップ期間終了にあたり、シェイク・シャックは、既存株主であるGreen Equity InvestorsとSEG Investorsが、合計400万株のA種普通株式を売却することを修正S-1申請書に記している。

編集=上田裕資

 

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