2020年代最後の5年間において、多くの場合、雇用市場は極めて楽観的だが、変化が激しいものになるだろう。テクノロジーへの適応と進歩、経済環境、気候変動、労働人口などの要因すべてが大きな変化をもたらしており、そうした変化がすでに雇用市場に混乱を引き起こしている。
その結果として、Courseraのジェフ・マッジョンカルダCEOは、世界経済フォーラム(WEF)が発表した『Future of Jobs』の要約の中で、2030年までに「9200万人の雇用が失われ、1億7000万人の雇用が新たに創出され、7800万人の純増となる」と述べている。
22の業種をまたぐ、合計1400万人以上の従業員を抱える世界1000社以上の企業を対象にしたこのWEFの調査では、今後5年間に予想されることとして、主に新しいテクノロジーの誕生やスキルギャップの存在により、雇用市場が激動するであろうとの予測を示した。そしてこれは、あなたのキャリアにも影響を与える。どの仕事の需要が減るのか、逆に増えるのかを把握することは、特にリモートワークの仕事を探している人にとっては重要だ。
WEFの分析によると、まもなくなくなるであろう職種は以下の通りである。
・郵便局員
・銀行窓口の職員、事務員
・データ入力事務員
・レジ係、チケット係
・管理スタッフおよび秘書
・テレマーケター
・弁護士秘書
このリストを見ると、業種に関係なく、影響を受ける仕事はたいてい事務系の仕事であることがわかる。また、上記には挙げていないものの、訪問販売、露天商、交通機関の車掌など、対面での仕事にもリストの完全版では触れられている。