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働き方

2025.02.02 11:00

がむしゃらに働く悪循環を断ち切る、「パーパス重視」の働き方

Anton Vierietin / Shutterstock

ウェルビーイングを度外視してがむしゃらに走り続けても続かない

ウェルビーイングとの兼ね合いを無視してがむしゃらに突き進むことは、激しく変動する株価のようなものだ。はじめこそ、立派な成果を得られるかもしれないが、どこかで暴落は避けられず、大きな損失を出すことになる。
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ポジティブ心理学の研究で一貫して示されているように、持続可能な成功の基盤はウェルビーイングだ。筆者の兄であるショーン・エイカーが著書『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』(邦訳:徳間書店)で強調しているように、幸福は「成功の副産物」ではなく、むしろ成功の訪れを知らせる前兆だ。心身の健康を重視する従業員やリーダーの方が、より熱心に仕事に取り組み、革新的で、問題に直面しても粘り強さを発揮するのだ。

ところが、多くの人の前にいまだ壁となって立ちはだかっているのが、「〇〇すれば幸せになれる」というナラティブだ。こうしたマインドセットのせいで、ウェルビーイングが、漠然とした未来へと先送りされ、働き過ぎて不満がたまるという悪循環が固定化されている。

大きなプロジェクトを完成させるのであれ、昇進を実現するのであれ、売上目標を達成するのであれ、「幸せになれる地平線」は遠くへと逃げ続ける。この悪循環を断ち切りたいなら、成功の定義と、時間の優先順位を根本から変えなくてはならない。

生産性について見直そう:「がむしゃら」からパーパスへ

がむしゃらにがんばる悪循環から抜け出して前に進むために、リーダーとプロフェッショナルはこう自問自答しなくてはならない。がむしゃらにがんばっているのは、意義ある成果を目指しているからなのか、それとも非現実的な期待に応じようとしているからなのか、と。
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パーパス志向型の生産性で重視されるのは、努力を、長期的な価値や目標に沿わせることだ。そのためには、休養や内省、人間関係といった自分への投資は、エネルギーの拡散などではなく、持続可能な成功にとって不可欠な要素であることを認める必要がある。

ミラーの呼びかけは、こうしたシフトを強調している。基準に達しようとしてひたすら突き進むことを止め、自分のがんばりを真に突き動かしているのは何なのかを考えるよう促しているのだ。

ミラーのこの見識は、ポジティブ心理学の原理と深く共鳴している。セルフケアのための時間を、ささやかでも意図的に確保するようにすれば、その効果は時間とともにどんどん膨らんでいく。そうすれば、明晰さと創造性が増し、パフォーマンスも向上するだろう。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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